日本でもグランピング施設などでよく目にするバレルサウナ。樽型のユニークなデザインが特徴で、コンパクトなサイズのバレルサウナを庭や別荘に設置する人が増えています。
ただし、バレルサウナにはメリットだけではなくデメリットもあります。
ここでは、自宅に設置して後悔する前に知っておきたい、バレルサウナの特徴やメリット、デメリットを解説します。ぜひ参考にしてください。
バレルサウナ(樽型サウナ)とは?
バレルサウナとは?
「バレルサウナは知らないけれど、グランピング施設などで樽型のサウナを見たことがある」という方は多いのではないでしょうか。バレルサウナのバレルとは「樽」の意味で、その名のとおり樽のような円筒形をしています。
バレルサウナは、サウナの発祥地であるフィンランドに古くから伝わる屋外サウナです。フィンランドでは、バレルサウナを湖の近くに設置し、水風呂のかわりに湖に飛び込みます。
ユニークな見た目と木の温もりが感じられる独特な雰囲気が魅力で、日本でも注目されています。
バレルサウナの特徴
バレルサウナの3つの特徴をご紹介します。
・おしゃれなデザイン
バレルサウナは樽の形をしており、見た目がとてもおしゃれです。丸みを帯びたデザインが特徴で、自宅の庭や別荘に置くだけで、まるでリゾート地にいるような雰囲気を楽しめます。
木の温もりが感じられるデザインなので、自然と調和しやすいのも魅力です。
・断熱材や防湿シートを使っていない
バレルサウナは、断熱材や防湿シートを使わずに作られています。そのため、自然な木の質感をそのまま楽しめることが特徴です。
木材自体がある程度の断熱効果を持っているので、特別な素材を使わなくても快適に過ごせます。
・壁や天井が1枚の板で作られている
バレルサウナの壁や天井は、単相(1枚の板)で作られています。シンプルな構造なのでお手入れも比較的簡単です。
バレルサウナの楽しみ方
バレルサウナはアウトドアを楽しみたい人にぴったりです。木材を使ったデザインが自然に溶け込み、自宅の庭や別荘などの緑に囲まれた場所に設置すると、自然の中でリラックスできる特別な空間が生まれるでしょう。自然との一体感を感じながら、都会のサウナとはひと味違った時間を過ごせます。
また、バレルサウナは屋外に設置するので、サウナの後にすぐ外気浴を楽しめることも魅力です。山や海などの自然豊かな場所に設置すれば、外気浴をしながらマイナスイオンを取り込んで、ストレス解消にもつなげられるでしょう。
さらに、海や川、湖、プールの近くに設置すれば、サウナと水遊びを交互にできるなど、楽しみ方の幅が広がります。
もちろん、これらの楽しみ方はバレルサウナに限った話ではなく、ほかのサウナでも楽しめます。
バレルサウナのメリット
バレルサウナが人気の理由は多くのメリットがあるからです。バレルサウナの主な4つのメリットをご紹介します。
木の温もりを感じられる
バレルサウナは木材で作られているので、サウナに入ると木の温もりを感じられます。一般的に、マツやシダーで作られていますが、ヒノキやスギなどの香りの高い木材を使うと、リラックス効果をより高められるでしょう。
サウナ中に木の香りが漂い、まるで自然の中にいるような感覚を味わえます。
おしゃれな空間でサウナを楽しめる
バレルサウナは独特なデザインで、おしゃれな空間を楽しめます。室内の空間も角が少なく、丸みを帯びた屋根などが柔らかい印象を与えるため、よりリラックスできるでしょう。
海外のリゾートにいるような演出ができるため、写真に撮るととても魅力的に映ります。
家族や友人と一緒にサウナを楽しめる
バレルサウナには十分なスペースがあり、家族や友人と一緒に楽しめることがメリットです。リラックスしながら楽しい時間を過ごせるため、普段のコミュニケーションの場としてはもちろん、イベントやパーティーなどの特別な日の集まりにも大活躍するでしょう。
幅広いシーンやニーズに対応できる
バレルサウナは、自宅の庭や別荘、アウトドア施設など、さまざまな場所で利用できます。昔ながらの薪ストーブ以外にも電気ストーブがあり、好みに応じて選べます。
大きさもさまざまで、1~2人用のコンパクトなサイズから、8~10人も入れる大型サイズまであるため、幅広いニーズに対応できることがメリットです。
バレルサウナのデメリット
さまざまなメリットのあるバレルサウナですが、もちろんデメリットもあります。導入を検討している人は、デメリットも把握しておきましょう。
外気温の影響を受けやすい
バレルサウナは屋外に設置するため、外気温の影響を受けやすいことがデメリットです。寒い季節には室内が冷えやすく、温まるのに時間がかかるケースがほとんどです。
反対に、暑い季節には、直射日光が当たり続ける場所に設置すると、室内が過度に熱くなる場合もあります。バレルサウナは外気温に左右されやすいため、快適な温度を保つことがむずかしいでしょう。
雨や風の影響を受けやすい
屋外に設置するバレルサウナは、外気温だけではなく雨や風の影響を受けやすいことがデメリットです。特に、強風や大雨の際には、使用できなくなることも少なくありません。
また、長期間の雨や湿気にさらされると、木材が劣化するスピードが速まるため、長く快適に使うためには、十分な防水対策や風対策が必要です。
わずかな隙間がある
バレルサウナの構造上、わずかな隙間ができる場合があります。隙間ができることで、熱が逃げやすくなったり、効率が下がったりしてしまいます。
また、隙間から冷気が入ると、室内の温度が下がりやすくなることもデメリットです。特に、寒い季節には、この隙間が快適さを損なう原因となるでしょう。
室内が温まるのが遅い
バレルサウナの断熱は木材しかないため、断熱材や防湿シートを使っているサウナと比較して、室内が温まるのが遅い傾向があります。基本的な枠組みに木材しか用いられていないため、室内が十分に温まるまでの待ち時間が長くなることがデメリットです。
室内の温度が均一になりにくい
バレルサウナの形状や構造上、室内の温度が均一になりにくいデメリットがあります。丸い形状では温かい空気が上にたまりやすいため、足元が冷えやすくなります。
また、木材をつないだだけの構造上、隙間ができやすく、快適な温度を保つのが難しくなってしまうのです。温度が均一でないと、せっかくのサウナの効果を十分に感じられないでしょう。
耐久性に差がある
バレルサウナの耐久性は、使用する木材や設置場所によって異なります。適切なメンテナンスを行わないと、木材が劣化しやすくなることがあります。特に、屋外に設置する場合は、定期的な防腐処理や塗装が必要です。
木材の品質はピンキリで、「安いものはよく壊れる」「雨漏りする」という声もあるため、選ぶ際には注意が必要です。
設置場所が限られる
バレルサウナは屋外に設置するため、設置場所が限られることがあります。自宅の庭やマンションのテラスなどに設置する場合、広いスペースが必要になるため、都市部の住宅では設置が難しいでしょう。
また、山や海に近い別荘地の場合でも、地面が平らで安定している場所が必要です。設置場所を選ぶ際には、周囲の環境やスペースを考慮しなければなりません。
家庭用サウナとしては高額
バレルサウナは、家庭用サウナとしては高額です。初期費用や設置費用がかかるため、手が出しにくいかもしれません。
メンテナンスが大変
バレルサウナは木材で作られているため、定期的なメンテナンスが必要です。木材の防腐処理や塗装、日頃の清掃などをこまめに行わないと、劣化が進んでしまいます。
屋外に設置するバレルサウナは、天候の影響を受けやすく、メンテナンスの頻度が高くなります。メンテナンスを怠るとサウナの寿命が短くなるため、サウナの維持や管理に手間と時間をかけられない人には不向きです。
「高価で設置も大変…」という方には家庭用サウナがおすすめ
バレルサウナは、アウトドアと相性がよく、自然を感じながら家族や友人と一緒に楽しめる、おしゃれなデザインのサウナです。ただし、1~2人用のコンパクトなものでもサイズが大きく、設置するには広いスペースが必要となるため、自宅に設置するのはかなりハードルが高いでしょう。
自宅でサウナを楽しむなら、家庭用サウナをおすすめします。
家庭用サウナにもさまざまな種類がありますが、電気ストーブのサウナなら、操作やお手入れが非常に簡単です。電気ストーブとサウナテントがあればサウナを楽しめるため、マンションのベランダにも設置できます。
家庭用サウナ用電気ストーブの「IRORI」は、家具のような見た目が特徴の、暮らしになじむデザインのサウナストーブです。温度設定は70~100°まで設定可能で、独自の蒸気発生機構により、常に湿度と温度を保つことができます。
国内部品・国内製造の「IRORI」は、丈夫なつくりと万全のアフターフォローで、安心して使用できるため、初めての家庭用サウナにも最適です。
まとめ
プライベートサウナとしても人気のバレルサウナですが、初期費用や維持費、メンテナンスや設置スペースなども必要になるため、自宅に導入するのは容易ではありません。自宅の庭やベランダで気軽にサウナを楽しむなら、家庭用サウナをおすすめします。家庭用サウナ用電気ストーブ「IRORI」は、設置や操作も簡単で、すぐに自宅でサウナを楽しめます。
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