岩盤浴のデメリット・メリットをサウナと比較!特徴や効果はどう違う?

岩盤浴のデメリット・メリットをサウナと比較!特徴や効果はどう違う?

汗をかいてリフレッシュできると人気の岩盤浴とサウナ。特に、岩盤浴は女性を中心に人気を集めていますが、サウナとどのような違いがあるのかご存じですか?

 

岩盤浴とサウナでは、メリットやデメリット、得られる効果が異なります。

 

ここでは、岩盤浴とサウナの特徴や効果の違いについてご紹介しますので、どちらを選んだらいいのか迷った場合はぜひ参考にしてください。

 

そもそも、岩盤浴とは?サウナとは?

岩盤浴とサウナがどのようなものなのか、おさらいしておきましょう。

 

岩盤浴とは

岩盤浴とは、温められた岩盤の上に寝ころび、長い時間をかけてゆっくりと体を温める温浴法の一つです。岩盤から放射された遠赤外線により、体の奥までじっくりと温まることで、湧き出るように汗をかきます。

 

温度は比較的低めの4060℃で、じんわりと感じられる温かさです。湿度が非常に高いため、肌のうるおいを保ちながら体を温められます。

 

岩盤浴の岩盤といえば、平らなプレート状をイメージする人が多いかと思いますが、天然鉱石をそのまま敷き詰めたものもあり、さまざまです。使用する鉱石は、ラジウム鉱石やゲルマニウム、トルマリン、麦飯石、玄武岩、翡翠などさまざまな種類があり、鉱石の種類によって効果が異なります。

 

サウナとは

サウナとは、フィンランドが発祥の蒸気浴・熱気浴の一種です。遠赤外線や蒸気で高温になったサウナ室に入り、体を温めて汗をかく温浴法です。

 

温めたサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させ、サウナ室の温度と湿度を高めます。一般的に、サウナ室の温度は80100℃に設定されており、高温のサウナ室でじっくりと汗をかきます。

 

サウナの利用方法としては、まずサウナ室で体を温めて発汗を促し、その後に水風呂や外気浴で体を冷やし、休憩を挟む「温冷交代浴」が一般的です。サウナ→水風呂→外気浴・休憩がセットで、このセットを数回繰り返すことで、「ととのう」状態を体感しやすくなります。

 

岩盤浴とサウナの特徴を比較

岩盤浴とサウナの特徴をご紹介します。

 

岩盤浴の特徴

・入り方

岩盤浴は専用の岩盤浴着を着て入り、バスタオルやマットを敷いた岩盤の上に寝転がります。入浴時間は、うつ伏せの状態で510分、仰向けの状態で1015分で、トータルで2030分が目安です。

 

入浴後は水分を補給し、冷室などで1020分休憩します。うつ伏せ→仰向け→休憩のセットを3回ほど繰り返します。

 

4060℃の心地よい温度

岩盤浴は4060℃の心地よい温度です。じんわりとした温かさが感じられるため、横になって長時間入浴できます。

 

サウナのように高温ではないため、初心者でも気軽に楽しめることが特徴です。

 

・遠赤外線でゆっくり体を温める

岩盤から放射された遠赤外線により、体を芯からゆっくりと温めます。

 

・サラサラの汗をかく

じっくりと体を温めるため、開いた皮脂腺からじわじわと時間をかけてサラサラの汗をかきます。

 

サウナの特徴

・入り方

サウナが浴室内にある場合は裸、サウナ施設や屋外の場合は水着やサウナ着など着て入ることが一般的です。サウナ室で615分かけて体を温め、水風呂で12分かけて体を冷やし、外気浴で10分休憩します。

 

入浴後はしっかりと水分を補給し、サウナ→水風呂→外気浴・休憩のセットを3回ほど繰り返します。

 

80100℃の高温

サウナ室の温度は80100℃の高温です。熱気と蒸気がサウナ室に充満しているため、初心者であれば、暑すぎると感じたり、息苦しさを感じたりするでしょう。

 

高温で素早く体の表面を温めて発汗を促します。

 

・温冷交代浴

サウナでは、高温多湿のサウナ室で体温を上げてから、水風呂や外気浴で体を冷やす「温冷交代浴」を行います。

 

・濃い汗をかく

サウナの種類によって汗のかき方も異なりますが、汗と一緒に毛穴の汚れを排出することで、ドロドロとした濃い汗を大量にかくことが一般的です。

 

岩盤浴とサウナの効能や効果を比較

岩盤浴とサウナでは、効能や効果も異なります。それぞれの効能・効果を比較してみましょう。

 

岩盤浴の効果・効能

・リラックスできる

岩盤浴では高いリラックス効果を得られます。温度が高すぎない岩盤浴は、ゆったりと長く入れるため、リラクゼーションやストレスの緩和に効果的です。

 

特に、岩盤浴では横になれるため、力を抜いた状態で入浴できます。体をじわじわと温めていくことで、緊張もほぐれていくため、高いリラックス効果を得られるでしょう。

 

・新陳代謝が高まる

遠赤外線効果によって体の芯から温まるため、新陳代謝の向上や血行促進につながります。開いた汗腺からサラサラした汗をかく際に、体の中にたまった毒素や老廃物も一緒に出るため、デトックス効果も期待できます。

 

・美肌効果が期待できる

岩盤浴では、開いた皮脂腺から汗と一緒に汚れなどを出せるため、美肌効果も期待できるでしょう。新陳代謝が向上することでも、高い美肌効果や美容効果を得られます。

 

また、岩盤浴は湿度が高く、肌や髪への負担が少ないため、乾燥が大敵である女性にとってやさしい環境です。

 

サウナの効果・効能

・リフレッシュできる

サウナ→水風呂→外気浴・休憩をセットで繰り返し行うサウナでは、リフレッシュ効果が期待できます。

 

高温のサウナ室で体が熱さの限界まで達した後、水風呂で一気にクールダウンし、外気浴と休憩で開放感を楽しむことは、サウナでしか味わえない醍醐味です。

 

リラックス効果よりもリフレッシュ効果を求める人には、サウナをおすすめします。

 

・自立神経のバランスが整う

温冷交代浴によって、高温のサウナで体を温めてから水風呂で急激に体を冷やすと、血管が緊張・収縮して自律神経を刺激します。自律神経のバランスが整うと、交感神経と副交感神経の切り替えをスムーズに行えるようになるため、体調の改善やメンタルの安定につなげられるでしょう。

 

・ストレス解消や疲労回復効果が期待できる

温冷交代浴によって自律神経のバランスが整うことで、ストレス解消や疲労回復効果が期待できます。

 

サウナに入ると、血流が通常時の約2倍まで増えることをご存じですか? 血流がよくなると、体内に取り込む酸素の量が増え、筋肉の疲労物質が排出されやすくなります。

 

疲労物質が排出されることで、体の疲れが取れやすくなり、エネルギーが再生されて疲労回復の効果が高まります。

 

岩盤浴とサウナの注意点を比較

岩盤浴とサウナでは、注意点も異なります。利用する前に知っておきたい、岩盤浴とサウナの注意点をご紹介します。

 

岩盤浴の注意点

・すぐに効果を感じにくい

体をじっくりと温める岩盤浴は、汗をかくまでに時間がかかるため、すぐに効果を感じにくいでしょう。体の芯から温めてゆっくりと発汗を促すため、すぐに大量の汗をかきたい場合には不向きです。

 

・長く入り過ぎると脱水症状が生じる

40~60℃と温度が比較的低めな岩盤浴は、長く入れることが特徴ですが、長く入り過ぎると脱水症状が生じる可能性があるため注意が必要です。

 

脱水症状は適度に水分をとることで予防できます。入浴前や入浴中、入浴後にもしっかりと水分を補給しましょう。

 

・利用料金が高い

岩盤浴はサウナと比較して利用料金が高めです。岩盤浴は、スーパー銭湯やサウナ施設などで楽しめますが、別料金の場合が多く、施設利用料にプラスして岩盤浴の料金が必要になります。

 

岩盤浴が目当てでスーパー銭湯やサウナ施設を利用する場合は、あらかじめ岩盤浴の料金を確認しておきましょう。

 

・利用できる施設が少ない

サウナは街の銭湯にもありますが、岩盤浴はサウナほどメジャーではないため、スーパー銭湯やサウナ施設にもない場合があります。

 

・岩盤浴着がぬれて不快

岩盤浴は岩盤浴着を着用して入るため、汗をかくと岩盤浴着がぬれてしまい、不快な気分になる人も少なくありません。

 

サウナの注意点

・体への負担が大きい

サウナを利用すると、軽く運動する程度の負担がかかります。特に、体力がない人や疾患のある人、高齢の人や普段から血圧の高い人は、温冷交代浴の負担が大きいため、サウナを利用する際には注意が必要です。

 

また、体力のある人でも、空腹時や食後すぐに入浴すると、気分や体調が悪くなることがあるため、無理をして入浴することは避けましょう。

 

・サウナの熱さや水風呂の冷たさに慣れるまでに時間がかかる

サウナ室の温度は80100℃とかなりの高温なので、慣れるまでに時間がかかります。また、サウナ後の水風呂は1617℃に設定されており、こちらも慣れるまでは刺激を感じるでしょう。

 

水風呂の温度もサウナの温度と同じく施設によって異なります。初心者にやさしい1820℃に設定されている施設もあれば、サウナー向けに15℃以下に設定されている施設もあるため、気になる場合は事前に口コミなどでチェックしておくことをおすすめします。

 

・カップルで利用できない

スーパー銭湯やサウナ施設などでは、サウナ室が男女で分けられているため、カップルで一緒に利用できません。ただし、個室サウナであれば、カップルやグループでも利用できます。

 

最近のサウナブームにより、個室サウナや貸切サウナも増えているため、カップルやグループでも楽しめるようになっています。

 

岩盤浴とサウナのおすすめのタイミング

岩盤浴とサウナのどちらを利用したらいいのか、悩むこともあるでしょう。おすすめのタイミングをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

岩盤浴を選んだほうがいいタイミング

・リラックスしたい

リラックスしたいときには、リラクゼーションやストレスの緩和に効果が期待できる岩盤浴をおすすめします。

 

・美肌効果を得たい

比較的低温の岩盤浴は肌への負担が少なく、体を芯から温めて皮脂腺からサラサラの汗を出すため、美肌効果が期待できます。また、湿度も高く、肌や髪の乾燥も防げます。

 

・ゆったり過ごしたい

低温で時間をかけて入る岩盤浴は、長時間ゆったりと過ごしたい人に最適です。また、カップルやグループなど、男女で利用できる施設が多いため一緒に楽しめます。

 

サウナを選んだほうがいいタイミング

・効率的にデトックスしたい

高温多湿で大量の汗をかくサウナは、効率的にデトックスしたい人におすすめです。体内の老廃物や毛穴の汚れを、汗と一緒に排出します。

 

・自立神経のバランスを整えたい

サウナの温冷交代浴によって自律神経を刺激することで期待できるのが、自律神経のバランスを整える効果です。自律神経のバランスが整うことによって、ストレス解消につなげられます。

 

・睡眠の質を向上させたい

温冷交代浴によって血流がよくなると、ストレス解消や肉体疲労の緩和につながります。心身ともにリラックスした状態で布団に入ることで、睡眠の質も向上するでしょう。

 

また、サウナでエネルギーを消費することでも、深い眠りにつきやすくなります。

 

サウナなら自宅にも設置できる

自宅で岩盤浴を再現するのは非常に難しいですが、サウナなら自宅にも設置できます。

 

自宅でサウナを楽しむなら、家庭用サウナ用電気ストーブ「IRORI」がおすすめです。「IRORI」は、暮らしになじむデザインを目指してつくられており、家具のような見た目が特徴です。

 

温度設定は70100℃まで設定でき、独自の蒸気発生機構により、常に湿度と温度を保てます。国内部品・国内製造を徹底し、丈夫なつくりと万全のアフターフォローを実現しているため、ご自宅でも安心してご利用いただけます。

 

まとめ

岩盤浴もサウナも発汗することで、さまざまな効果を得られます。ただし、特徴や効能には違いがあるので、自分の好みや目的に合わせて岩盤浴かサウナを選びましょう。

 

家庭用サウナ用電気ストーブ「IRORI」なら、自宅でも気軽にサウナを楽しめます。ストーブとテントを組み合わせたセットを購入すれば、すぐにサウナを利用できるため、これから家サウナを楽しみたい方におすすめです。

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