サウナブームが到来し、多くの人がサウナで汗をかいています。汗をかくことは健康に良いといわれていますが、実は汗には良い汗と悪い汗があります。
ここでは、汗をかくことで得られる効果と併せて、良い汗をかきやすくなる方法をご紹介しますので、汗をかきにくい人はぜひ参考にしてください。
汗をかくことはなぜ大切?汗をかくことで得られる効果
サウナに汗をかきに行く人も多い一方、汗による化粧崩れやにおいが気になる人も多いのではないでしょうか? 日常生活の中では不快なイメージの強い汗ですが、体にとって汗をかくことは非常に重要で、さまざまな効果を得られます。
ただし汗には良い汗と悪い汗があり、汗による効果を得るためには、良い汗をかかなくてはなりません。汗をかくことによって得られる効果と、良い汗と悪い汗の特徴をご説明します。
汗をかくことで得られる効果
汗をかくことで、さまざまな効果を得られます。
・体温調節
汗をかくことで体温を下げ、熱中症を予防します。
サウナなどの暑い環境で汗をかくのは、体が汗を出して冷やそうとするからです。汗が蒸発する際に熱を奪って体温を下げるため、熱中症の予防に役立ちます。
・デトックス効果
汗をかくことで、汗と一緒に体内の不要な老廃物などを排出するため、デトックス効果が期待できるでしょう。
・むくみ解消
汗をかくことで、汗と一緒に余分な水分が体外に排出されるため、むくみが解消されます。また、血流がよくなることで代謝も上がり、ダイエット効果も期待できます。
・美容効果
汗と皮脂が混ざり合うと皮膚を守る膜を作るので、肌の乾燥を防いで潤いを保つことが可能です。また、汗をかくと毛穴が開き、汚れが排出されるため、肌もきれいになるでしょう。
・ストレス解消
汗をかいて自律神経が整うことで、リフレッシュ効果が期待できます。サウナなどで汗をかくと、「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」や「エンドルフィン」が分泌されるため、ストレスの軽減につなげられるからです。
汗をかくことは、健康や美容にとって非常に良い効果が期待できます。日常生活にサウナを取り入れて、積極的に汗をかくことをおすすめします。
ただし、汗には良い汗と悪い汗があります。汗は、血液から血球を取り除いた液体成分の「血漿」が主な成分です。
血漿はほとんど水分ですが、ミネラルも含んでいます。ミネラルは体に必要なものなので、汗腺は血漿の水分だけをろ過し、血管にミネラルを残してから、汗として排出しているのです。
ろ過機能が整っている汗は、ミネラル分がしっかりとろ過されるため、水のようにサラサラになります。一方、ろ過が不十分な場合、ミネラル分が汗とともに流れ出てしまうため、ベタベタになります。
良い汗の特徴
良い汗とは、サウナなどで体温が上昇した際に全身から出る、サラサラの汗のことです。サラサラの汗は、主にエクリン腺から分泌されており、体温の調節や不要な物質の排出を行います。
また、エクリン腺は血漿から水分とミネラルを取り込み、余分な物質を排出します。ほとんど水分でできている汗はサラサラして蒸発しやすく、少量でも効率的に体温調節できることが特徴です。
悪い汗の特徴
一方で悪い汗とは、サラサラ汗を分泌するエクリン腺ではなく、アポクリン腺から分泌されるベタベタの汗のことです。ろ過が不十分な場合、ミネラル分が汗とともに流れ出てしまうため、濃度の高い大粒の汗になります。
濃度が高く大粒の汗は蒸発しにくいため、体内の熱を放散しにくくなります。汗をかく本来の目的である体温調整もうまくできなくなるため、熱中症の原因にもなるのです。
悪い汗は、長時間のデスクワークで血流が悪くなったり、ストレスや緊張を感じたりした際に生じます。また、ベタベタの汗は体臭の原因にもなります。
汗をかきにくい人の原因と良い汗をかきやすくなる方法とは?
同じ時間と量の運動をしても、大量の汗をかく人もいれば、ほとんど汗をかかない人もいます。汗をかきにくい人の原因と、良い汗をかきやすくなる方法をご紹介します。
汗をかきにくい人の原因
汗をかきにくくなるのは、主に下記の3つが原因です。
・水分不足
汗はほとんどが水分でできているため、そもそも体内の水分が不足している状態では、汗はかけません。
・基礎代謝の低下
基礎代謝とは、何もしていなくても体がエネルギーを消費することです。基礎代謝が低下すると、体が熱を作り出す力が弱くなり、汗をかきにくくなります。
また、汗をかきにくい人は、体内に余分な水分がたまりやすくなるため、冷えを感じる傾向があります。体が冷えを感じると、熱をこれ以上逃がさないようにするために、さらに代謝を下げるという悪循環に陥る可能性があるため、注意が必要です。
・体温調整機能の衰え
最近では、一年中エアコンの効いた快適な温度の室内で過ごすことが多くなったため、自ら体温調整をする機会が減っています。あまり体温調整する必要がなくなると、体温調整機能も衰えてしまうでしょう。
また、体温調整機能の衰えは、加齢によっても引き起こされます。
良い汗をかく方法
良い汗をかくための5つの方法をご紹介します。
・基礎代謝を高める
基礎代謝を高めるためには、筋肉量を増やすことが大切です。筋トレや有酸素運動を取り入れることで、体がエネルギーを消費しやすくなり、自然と汗をかきやすくなります。
・汗腺を鍛える
汗腺を鍛えるためには、定期的に汗をかく習慣を付けましょう。運動やサウナ、湯船につかることで汗腺が活性化し、効率よく汗をかけるようになります。
・体を冷やさない
汗をかきやすくするには、体を冷やさないようにすることも欠かせません。冷房の効いた部屋に長時間いると体が冷えてしまい、汗をかきにくくなってしまいます。
適度な温度で過ごし、冷たい飲み物を控えることが大切です。また、血行を促進するショウガや代謝を上げる酢などを、積極的に食事に取り入れましょう。
・自律神経を整える
自律神経を整えることで、汗をかく機能が正常に働きます。ストレスを減らし、リラックスする時間を持つように心掛けましょう。
食生活の見直しや睡眠の質の改善など、生活習慣を見直すことも、自律神経を整えることに役立ちます。
・サウナで汗をかく
普段ほとんど運動しない人や、1日中エアコンを使っている人は、汗をかくことが容易ではありません。手っ取り早く汗をかくなら、サウナをおすすめします。
サウナに入ることで体温が上がるため、自然と良い汗をかけます。運動で汗をかくには時間がかかりますが、サウナなら短時間で多くの汗をかくことが可能です。
天候や季節にも左右されないため、気軽に汗をかく習慣を付けたい人にサウナはぴったりです。
サウナに入るときの3つの注意点
サウナに入るときには、いくつか注意点があります。サウナの効果を得るためには、注意すべきポイントをしっかりと守りましょう。
水分補給
サウナに1回入ると、400~500mlの汗をかくといわれています。そのため、サウナに入った後はもちろん、サウナに入る前や休憩中にも、しっかりと水分を補給することを意識しましょう。
十分な休憩をとる
サウナと水風呂に入るだけではなく、十分な休憩をとることも大切です。
サウナで体を温めて血流が増加すると、交感神経が刺激され、心拍数が上がります。次に、冷たい水風呂に入ることで、血管が収縮して副交感神経が優位になり、リラックスした状態に切り替わります。
最後に、外気浴などで休憩することで血流が改善され、体が心地良い状態になります。サウナ→水風呂→休憩をセットで行って初めて、「ととのう」感覚を得られるのです。
汗や水分を拭いてから入る
サウナに入る前には、必ず体に付いた汗や水分を拭きましょう。
汗や水分が残った状態でサウナに入ると、汗や水分が一気に高温になって体の表面温度が上がり、サウナに入っていられなくなってしまいます。
サウナは体の内側から温めることが大切です。余分な水分を拭き取ることで、体の表面から先に温まることを避け、効率よく体の中から温められます。
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多くの人にとって、運動や筋トレを毎日行うことは難しいでしょう。気軽に汗をかく習慣をつけるなら、自宅で使える家庭用サウナをおすすめします。
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まとめ
良い汗をかくならサウナがおすすめです。自宅サウナなら、天気や季節、時間に関係なくサウナで良い汗をかけます。IESAUNAの公式サイトでは、自宅でロウリュも楽しめるサウナストーブやテントなどを販売しておりますので、ぜひ一度チェックしてみてください。